BCCNー789(ドローンによる洋上風力発電ブレードの点検技術)0

BCCNメール受信者の皆様(下記2件の洋上風力発電関連のご案内です。)

1)ドローンによる洋上風力発電ブレードの点検技術
2)洋上風力発電開発における地盤調査技術の探索

1)ドローンによる洋上風力発電ブレードの点検技術

技術探索を実施する背景:
風力発電所における風車のブレード点検は、風車に設置したロープを作業員が
使用して、目視により確認を行っていることが多く、人手やコストがかかっている。
陸上風力発電設備の点検においては国内でも、カメラを搭載したドローンにより、
損傷を撮影することで点検事業を行う企業が存在している。
しかし、洋上風力発電設備のドローン点検においては、海外で極少数の実施例が
みられたのみである。現状は目視点検、ドローン点検に共通して、ブレードの回転を
停止させてから点検を行っており、作業時間が長くなっている。
そこで人手、作業時間、コストという課題を解決できるドローンを利用した効率的な
点検技術を募集したい。

(1)製品、技術に求めるスペック

洋上風力発電所における風車のブレード点検をドローンにより効率的に行う技術。
点検すべき部分を遠隔自動飛行および自律飛行により撮影できる。
回転中のブレードに対して追従して撮影できる 等 
点検箇所に風車の中心部分は含まず、対象は主にブレードの中央から
先端にかけての部分とする。
現段階においては、ドローンは小型船に乗せて風車近くまで移動し、
そこから操作するもので可とするが、例えば陸上から風車まで(数km程度)を
飛ばせるものであると、より望ましい。
ブレードの回転を停止することなく高性能なカメラを搭載したドローンにて
撮影した画像から、損傷を判別できる技術を保有していると、より望ましい。

(2)その他

簡易なカスタマイズで実証できるものが望ましいが、実証による課題点の
解決のための検討や改善に期間を要することは許容する。

2)洋上風力発電開発における地盤調査技術の探索

技術探索を実施する背景:
洋上風力発電所を建設する際には地盤調査を行う必要があるが、海洋での地盤調査は、
一般にボーリング調査及びCPT(Cone Penetration Test)が知られている。
海洋地盤調査は、船上から地盤を掘削及び貫入する「船上設置型」、
大規模な調査機材を海底に設置して行う「海底着座型」で行われるが、
特に前者についての課題を解決する技術を募集したい。

(1)製品、技術に求めるスペック

既存の方式の1つである「船上設置型」によるボーリング調査及びCPTの課題を
解決する技術。必ずしも既存方式の改善策に限定せず、新しい技術による調査方法の
応募も可とする。
【想定する実施内容】
水深は15m~60m、地盤調査の深さは最大100m
大型船が侵入できない水深15m以下の水域での地盤調査
実施場所は太平洋上,着底式洋上風力発電所を想定した地盤調査
【現状認識している課題】
CPTは硬い地盤への適用が困難,船、機材ともに大規模でありコストが高い
船上に設置した機器から直接採掘及び貫入を行うため、船のゆれに弱い
一般的に波の高さは有義波高1.5m以下、有義波周期は7秒以下である必要
結果として工期が延び、高コストとなる懸念
水深15m以下では大型の船には入ることができず船上設置型での調査ができない
一方で、小型の船では海象条件の影響を受けやすい

(2)その他

開発中、研究中の将来技術に関する応募も可とする。
アイデアのみでは対象ではないが、大学等で研究中の技術で実証前の段階であれば可とする。
効果・結果に関する要件:
船上からのボーリング調査及びCPTを利用した地盤調査であること
可能であれば、有義波高1.5m以上、有義波周期は7秒以上の環境でも地盤調査ができること
水深15m~60m及び水深15m以下でも地盤調査ができること
地盤調査の深さは最大100m

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