BCCNー790(コンクリート構造物の解体等に関する技術移転案件)

BCCNメール受信者の皆様(下記2件のご案内です。)

1)コンクリート構造物の解体等に関する技術移転案件のご紹介
2)時代の変化とアナログ・デジタルのミックス技術の活用について

1)コンクリート構造物の解体等に関する技術移転案件

(私の知り合い企業からのご案内です。)

A)岩盤・岩石等の無反力掘削・削孔及び無反力掘削・削孔装置に関する特許

発明の名称:岩盤・岩石等の無反力掘削・削孔及び無反力掘削・削孔装置
(権利譲渡等技術移転)
上記は、山岳トンネル掘削及び削孔における無振動並びに無騒音及び
無粉塵による工法と、その装置に関する特許(岩盤・岩石のみならず
コンクリ-ト溶断も可)
特願2017-208251 出願日:平成29年 登録日:平成30年 

技術詳細 (全て実証実験済。希望があれば実費で実験実施可能・・長野県内)
騒音・振動・粉塵を最小限にできる安全、安心コスト削減掘削工法。
① 岩盤・岩石・コンクリ-トのガス溶断(1m×1m×1m切断時間約40分)
② ガスの種類:  アセチレンガス・LPガス・水素ガス・酸素
③ 金属粉:鉄粉などの混合材料(高温を得る為)
④ 溶融・溶解温度 :2,500℃~3,200℃
⑤ 放射温度計による温度測定可能
⑥ 現場事務所での遠隔操作による安全施工可能

B)熱によるマスコンクリ-トの解体 技術及びアイデイアの供与(技術移転等)

マスコンクリ-ト(特に限定されない)の解体にあたり、騒音・振動・粉塵を
最小限にできる掘削工法により、市街地や地下部分の狭い場所の建築物及び
コンクリ-ト構造物の解体に最適。
※本技術に興味があり、特許出願を希望される場合、特許出願の支援が可能。
技術詳細:(全て実証実験済。希望があれば実費で実験実施可能・・埼玉県内)
① 上記A)の特許との合わせ技による技術
② 鉄筋コンクリ-ト造・鉄骨鉄筋コンクリ-ト造・PC造等々をガス溶断し、
  鉄筋を露出させる
③ ②の鉄筋に通電加熱することで、コンクリ-ト内部の鉄筋を10分程度で
  1,200℃に温度上昇させる。冷え込みと同時にコンクリ-トの崩壊が始まり、
 わずかな衝撃で完全に解体する
④ 安全・安心な工法、解体時間の短縮及びコスト削減
⑤ 解体時のコンクリ-ト塊は重機解体と比較した場合かなり細かくなり、運
  搬が容易になるとともに再生に役立つ。
⑥ 通電装置は台車搭載により移動可能

(本件は以前にもご案内させて頂いておりましたが、ご案内後、ある企業さんとの
実証実験を進め、成功裡に終了致しました。その後、実証実験をされた企業さんは
自社での使用のみをお考えのようで、他社への権利譲渡を制限する
占有実施権獲得は放棄されましたので、今回ご案内させて頂いた次第です。
なお、上記技術は原発の解体に利用できるということで、関係団体から開発者に
打診がありましたが、原発で本技術を使用する為には実証実験が必要で、
長期の原発解体実証実験に臨むだけの体力がありませんので、実験には
進んでおりません。もし原発解体事業への参加を希望される企業さんが
おられましたら、関係団体へ繋げることも可能とのことです。
また、海外での事業展開を希望される場合、特許の海外出願支援(資料提供)等は
可能とのことです。ご興味がおありな方には資料をお送り致します。)

2)時代の変化とアナログ・デジタルのミックス技術の活用について

私たちはあまり意識できないでいるようですが、様々な情報と現実とをみておりますと、
どうも今は大きな時代の転換点にいるようです。確かに20世紀を牽引してきた
自動車産業は、今ガソリン・ディーゼルエンジンからモーターエンジンに
切り替わることにより、膨大なエンジン周りの部品メーカーにとって
生死を分けるような変革が起こっているようです。
またAIの進化は付加価値を生まないような作業、あるいは今までは聖域と思われたような
高度な能力を求められた分野(例えば翻訳・通訳など)さえ、時間とともにデジタル技術に
置きかえられていくようです。

そのような時代の変化に対する日本の企業の対応は様々ですが、海外と比較して
総じて出遅れ気味だと思います。不思議に思うのは、例えば自動車関係でいいますと、
一番影響を受けるはずの部品メーカーより、その部品メーカーに素材を提供している
メーカーの動きの方が早く、一番先に大決断をして動かなければならない
部品メーカーの動きが最近になってからようやく活発になってきたことです。
嫌なものは見たくないとの気持はわからないわけではありませんが、
逃げることのできない企業の運命を左右する事態に対して、即座に動けない
日本企業に対して不安を感じます。

さて、漸く動き始めた大手企業の新事業探索は社内からは有望なリソースが見つからず、
どうしても社外のリソースに向かわざるを得ないようですが、他社との交流経験が
不足しているようで、なかなか友好的な関係が築けないように思われます。
そのような時にBCCNのようなマッチメーカーの出番が出てくるわけですが、
中にはただ引き合わせるだけで、後は直接やって下さいというスタイルを取られる
企業さんがおられます。それでは資金力のある大手企業に有利になり、
双方にとってメリットのある関係作りは難しいと思われます。

現在進んでいる変化の動きは何も大手企業だけの問題でなく、あらゆる産業に
あてはまるものと思われ、今までは日本市場だけで十分だったと思われてきた
安定経営の企業も例外とはいかないように思います。そんな中で日本企業は
何に活路を見出すべきなのかという問題があります。私が考えたサバイバル作戦は、
アナログとデジタルのミックスに活路があるのではというものです。
デジタル技術のみで行きますと、結局は体力のある大手に覇権を握られてしまいます。
中小企業がしぶとく生き抜くためには、差別化の図れるアナログ技術を如何に生かすかに
係っていると思います。そしてアナログ技術を生かしてビジネスを成長させる為には、
デジタル技術の活用が有効ではないかと感じております。

では、どのようにしてアナログとデジタルをミックスさせるのか?
その答えは自らが生み出すもので、誰かに教えてもらうというようなものでは
ないと思います。
自社技術を洗い出し、その中から本当に他社と勝負できるものを探し出し磨き、
その技術を最高に生かすための方策を練る。この場合の早道はデジタル技術に
長けた他社との連携だと思いますが、だれが全体構想を練って適切は相手を探し、
そして連携に結び付けるのか?どうぞお考え下さい。

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