BCCNー806(専門家紹介ネットワークとしてのBCCN)

BCCNメール受信者の皆様(下記4件のご案内です。)

1)専門家紹介ネットワークとしてのBCCN
2)専門家紹介の進め方
3)BCCNのサービスメニュー
4)セミナー:「バイオマスからの化学品製造技術の開発」

1)専門家紹介ネットワークとしてのBCCN

前号のシニア技術者の活用法に関する反応を見ていて、
私の認識と時代のニーズにギャップがあるのかなと感じました。
私はシニア技術者に対するニーズはあまりないと想像しておりましたが、
意外にニーズがあるようだということに気が付かれさせました。

BCCNが最初のメール、BCC-No.1を配信したのは
2001年で、当初は技術専門家のネットワークを構築し、
ピンポイントで各種の技術ニーズに対応したいと考えておりました。

当時はTLOが華やかな時代でしたので、大学へのコーディネーターの紹介、
BCCNが会社として仕事を受注し、その仕事を専門家に依頼する
というようなこともしておりました。
しかし、徐々に専門家に対するニーズが減少し、
専門家の紹介をメインにしていたビジネスを、ベンチャー企業などの
優れた技術・製品を国内外大手企業に紹介する方向に
シフトして参りました。

ところが時はアウトソーシング真っ盛りの時代に変わってきたようで、
BCCNメールを受信していただいている専門家の皆さんにも、
ビジネスチャンスをご提供できるのではと考えております。
ではなぜ今アウトソーシングが活発になり、専門家に対するニーズが
高まっているのか、その背景を考えてみました。

まず大きな原因の一つは、団塊の世代が次世代に十分なバトンタッチをせずに
職場を離れてしまったことにあるように感じます。
これにより、適切な指導者もなく様々な人間関係、
取引関係も失われた状況の中で、責任者は何とか目の前の問題を
解決しなければならない状況に置かれているものと思われます。

現場の問題解決能力の低下する中で、様々な新たなツールの導入、
ビジネス環境の激変などにより、現場の担当者の責任が
重くなっているものと思われ、やむを得ず外部に協力を
依頼せざるを得なくなっており、問題解決の一助として外部の専門家の活用が
考えられていると思われます。

ただし、専門家に対するニーズが低下していた時代が長かったので、
本当に問題解決に役立つ専門家は少なくなっていると思われます。
ご興味がおありな方にはBCCN参加者に関する詳細情報をご提供いたします。

また、中小企業の経営者の方々と付き合う中で感じるのは、経営者の孤独感です。

やはり経営者と従業員とは決定的な意識の差があり、
中小企業の経営者にはざっくばらんに何でも話せる相手が
必要なんだなと感じます。

そんなときは(安価な)年間顧問契約により、気軽に何でも相談できる相手を
ご紹介するのも悪くはないかと思います。

何かございましたらお気軽にご相談下さいといいたいところですが、
実際はメールなどでは簡単に相談出来ないことが多く(相当親密な間柄でないと、
この手の相談はし難いものと思われますので)、また適切な顧問というのも、
そんなに簡単なことではないと思います。
人的相性が重要です。

2)専門家紹介の進め方

では具体的に、どのように専門家紹介を進めるのか?
ビジネスの対価は専門家を紹介し、紹介した専門家が得た対価の一部
(10%程度?)を手数料として頂くことを考えております。

ですから、専門家探しを依頼する企業さんから直接対価を頂くことは
考えておりません。専門家探しにおいては、依頼企業名は原則匿名とし、
必要に応じてNDAをBCCNと専門家探索依頼企業の間で交わします。

3)BCCNのサービスメニュー

(BCCNとしてできることは専門家紹介だけではありません。
どのようなサービスが提供できるのかをご案内させて頂きます。)

1.技術専門家・事業専門家などの紹介
2.技術開発支援、製造支援
  (開発業務委託先の紹介、開発目標策定支援、技術問題解決支援など)
3.販売・提携先開拓支援、技術提携先開拓支援(海外を含む)
4.資金調達支援(投資、融資、公的補助金獲得等)
5.知的財産関連支援
(知的財産の事業化支援、特許のライセンス先開拓、特許戦略の立案支援など)
6.技術評価・製品評価、マーケット調査
7.企業間のビジネスアライアンス仲介
8.新事業開拓支援支援
 (新事業テーマ探索、アライアンス先開拓、市場開拓支援など)
9.優れた知的財産をもった人材の能力発揮支援。
10.自社課題に対する外部からの情報収集支援

上記ビジネスの対価は基本として成功報酬(成功しなければ何もなし)ですが、
成功報酬では社内規定上難しいという企業さんとは
年間を通じた業務委託契約(上記の全サービスを無制限で年間提供)、
あるいは目的が達成された時に情報提供料というような名目で対価を頂くことで
仕事をさせて頂いてきました。

この辺のことはBCCNの受信者の皆さんには上手く伝わっていないかと
思いますので、今後は分かりやすく使いやすいサービスを提供させて頂きたいと
思います。

上記のBCCNのビジネススタイルは、収益を前提とした企業活動として考えると、
採算が取りにくいので通常は誰もやらない・やれないものかなと思います。

ではなぜBCCNはビジネスを継続するのか?中小企業にも使いやすい
サービスを提供する為には、このスタイルが適していると思いますし、
社会的にも意義はあると思うからです。

4)セミナー:「バイオマスからの化学品製造技術の開発」~化石資源から再生可能資源へ~

講師:Green Earth Institute 株式会社 研究所長 農学博士 杉浦 純 氏

1.日時: 2019年10月26日(土) 14:00~16:50

2.会場: 品川区立総合区民会館「きゅりあん」5F 第3講習室【定員 51 名】

3.講演概要
再生可能資源であるバイオマスを原料として、バイオ燃料やグリーン化学品の製造する
「バイオリファイナリー」は、現在直面している地球環境問題を解決する
有効な技術と考えられています。

持続的な社会の実現に向けての課題は、温暖化や炭酸ガスの削減、
脱化石燃料などのエネルギー問題だけでなく、人口増加に伴う食糧不足なども
重要な課題であり、既存の技術分野の枠を超えた総合的な取り組みが必要です。

本セミナーでは、食糧や飼料と競合しない非可食バイオマスからバイオ燃料だけでなく、
アミノ酸や有機酸などを低コストで製造するグリーンバイオ技術に積極的に
取り組まれている Green Earth Institute㈱の杉浦先生から
「バイオリファーナリー」 について、わかりやすく解説いただきます。

4.参加費&参加申し込み:BCCNメール受信者= 1,500 円、 一般2000円、
セミナー詳細&参加申込はNPO法人「科学技術者フォーラム」のホームページ
www.stf.or.jp
の、 2019年10月度セミナー案内をご参照下さい。

株式会社ビーシーシーネットワークは優れた技術を発掘し、その技術を国内外に知らせ、技術保有企業のビジネスを 成功させる為の様々な支援サービスを15年以上にわたって成功報酬で行っております。

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