CO2回収・有効利用・貯留(CCUS)技術の実用化を目指した研究開発

CO2回収・有効利用・貯留(CCUS)技術の実用化を目指した研究開発

地球の温暖化問題が大きな災害を引き起こし、人類の存続に対する脅威となって きておりますので、この問題に対してどのような対策が示されて示されているか を調べてみるなかで、CCUS技術に注目してみました。 <CCUS(Carbon dioxide Capture, Utilization and Storage)>

私のような素人の目から見ても、CO2が問題になっていると聞くが、それほど 大量に排出されているCO2をなぜ有効利用することができないのか?CO2の 有効利用が可能となれば、災害のもととなっているものを資源化できるわけで、 そのようなテーマに対してこそ、国をあげて取り組みべき課題ではないのかと思 います。今ホットな、日本の石炭火力発電所に対する批判に対処する意味でも取 り組みが急がれているのではないでしょうか。

確かに国の第5次エネルギー基本計画(平成30年7月閣議決定)でも2020年 頃のCO2回収・有効利用・貯留(CCUS)技術の実用化を目指した研究開発、 国際機関との連携が取り上げられておりますが、 何が問題なのかについては、 内閣府のボトルネック課題研究会で(CO2利用に当たってのボトルネック課題 及び研究開発の方向性)の中で下記のような指摘がされておりました。

CO2から化成品・燃料合成へつなげる中間物質として合成ガスたメタノール等 に着目。しかし、エネルギーレベルの低いCO2から上記中間物質を合成する為 には水素源及びエネルギー源としての水素が必要。大量に利用可能で安価、かつ 製造・利用過程でCO2排出増につながらない水素調達が最大のボトルネック。

また、国の(カーボンリサイクル技術ロードマップ)では固体酸化物共電解を活 用するCO2再資源化技術などが取り上げられておりますが、どうも水素が問題 解決のキーになるように感じました。では肝心の水素製造に関する技術開発が日 本でどのくらい進んでいるのか?BCCNでもBCCNー782で(固体酸化物型高 温水蒸気電解セル(SOEC)の(量産)製造技術)を取り上げてみましたが、その 後の動きについてはビジネス上の問題がありますので、詳しいことはご容赦頂き たいのですが、今でも国や企業などとの接触は色々と継続しております。しかし、 日本では水素関連ビジネスの進展速度が非常に遅いようで、温暖化のスピードに 追い付いていないようです。

企業の活動は、どうしても採算性を重視せざるを得ない面があり、それを如何に して国が先導するのかが問われていると思いますが、どうも力強さにかけている ように思われます。確かにNEDOなどの重点項目にもCCUSが取り上げられてい るようですが、私も自分で調べないと分からないような状況で、世界がワンチー ムとまでは行かないでしょうが、少なくとも日本はワンチームとして多くの方々 に告知し、予算を投入し、より多くの英知を集めるべきと思います。

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