BCCNー787(SOFC、SOECに関する技術コンサル、あるいは技術移転先を求む)

BCCNメール受信者の皆様(下記3件のご案内です。)

1)SOFC、SOECに関する技術コンサル、あるいは技術移転先を求む
2)セミナーのご案内:「ドーピングとアンチ・ドーピング」
3)シニア専門家のご紹介(電力主任技術者)

1)SOFC、SOECに関する技術コンサル、あるいは技術移転先を求む

BCCNー782で(固体酸化物型高温水蒸気電解セル(SOEC)の製造技術)
に関するご案内をいたしましたが、その後複数の海外企業と折衝する中で、
韓国の友人と開発者の面談に立ち会った時、韓国の友人が(この技術は
日本で実現すべきはずのものと思うのですが、何で海外に技術移転するのですか?)
という質問を受けました。

本当は、その質問は受けたくなかったのです。なぜなら高温水蒸気電解技術は、
Power to Gas における重要技術としてNEDOなどにおいても幾つかの
プロジェクトが実施されおり、日本の将来における重要技術として
位置付けられており、開発者も何とか日本で実現したいと考えて
色々あたりましたが、結局、SOECセルの製造を日本で積極的に進めたいと考える
企業と出会うことはできませんでした。
そこで開発者の技術を日本で生かすため、SOECセルの製造から少し方向を変えた
展開を考えてみました。

日本においては(SOEC)高温水蒸気電解セルより、(SOFC)固体酸化物型燃料電池
の方が多くの企業が参入しているようですが、SOECとSOFCは技術的に
非常に近いとのことです。そこで開発者が保有している下記の技術について、
SOEC、SOFC、あるいはそれ以外の分野において、部分的にでも興味を
お持ちの企業さんがおられたならば、技術コンサルの引き受け、あるいは
特定の部分の技術移転にも対応させて頂きたいと考えておられます。

1.固体酸化物型燃料電池および固体酸化物型高温水蒸気電解セルの製造技術

高温水蒸気電解セル(SOEC)の試作業務を通じて、アノード支持型セルの
製造方法を研究して来た。大型平板セル作製においては、アノード支持体
グリーンシートをテープ成形で独自に作っており、高い歩留りで
グリーンシートを作る技術を有する。また平板セルでは、電解質を
スクリーン印刷で塗布し、アノード支持体と同時焼成し、10μm厚さの
電解質でリークが無い。平板セルは110mmまでの大きさで実績が有り、
平坦度も独自焼成技術で優れている。SOFCでは電解質、アノードグリーンシートの
原材料の選択と調整、および独自焼成技術により、NiO-GDCサーメット
アノード支持体でも電解質と同時焼成し、110mmの平板セルをリーク無く
作製出来る技術を確立している。これまでのSOFC,SOECの作製経験を基に、
量産化をねらう手前までの試作、あるいは量産試作ラインの構築などで
貢献出来ると考える。

2.テープ成形用スラリーについて

テープ成形でのグリーンシート作製用スラリーを水系で作製している。
水系スラリーの研究を重ね、乾燥も大型成形機で問題無く出来ることを
確認している。
また乾燥後厚さ1mmといった厚いシートも成形出来る。
スラリー作製においては、少量試作ではボールミルを使用しているが、
量産対応にはビーズミル、3本ロールでも作製を経験しており、
スケールアップ対応が出来る。

3.スクリーン印刷用ペーストの作製技術

SOFC、SOECの電解質、各種中間層、酸素極はスクリーン印刷で形成している。
当社はスクリーン印刷用ペーストを内製している。特に電解質は厚さ10μm
といった薄い層でもリークの問題から、ピンホールが許されないが、
ピンホールの出来ないペーストの開発に成功している。スクリーン印刷では
対応が難しい厚い層では、コーター装置での塗布を経験しており、乾燥後
厚さ60μmといった厚さでも対応できる。

4.スプレー用水系スラリー作製技術

円筒型SOFCの電解質塗布を如何にするかで、スプレー塗布技術、ディップ塗布技術
の両方を水系スラリーで確立した。特に円筒基体管へのスプレー塗布による電解質は
ピンホール問題が発生しやすいが、独自技術でクリアーしている。
形状によりスクリーン印刷が難しいものでも、スプレー、ディップで対応が可能である。
(上記にご興味がございましたら、ご連絡下さい。)

2)セミナーのご案内:「ドーピングとアンチ・ドーピング」

(科学技術者フォーラム第200回記念セミナー)

講師:原博 氏 日本アンチ・ドーピング機構(JADA) 学術委員会・委員
日本薬剤師会 アンチ・ドーピング委員会・委員長
東京理科大学薬学部・元教授、東京薬科大学・理事

1.日時平成31年2月16日(土)14:00~16:50
2.会場:品川区立総合区民会館「きゅりあん」5F 第2講習室
3. 講演概要
今回のセミナーは、日本アンチ・ドーピング機構(JADA)の学術委員会・委員である
原博先生を講師にお迎えして、ドーピングとアンチ・ドーピングに関する歴史や
その実態、禁止の理由、禁止物質、検査法、国際機関や我が国の規制の動向、
および2020年へ向けてのオリンピックムーブメントなどについて、
わかりやすくお話しいただきます。
1 ドーピングとその歴史、2 ドーピングの定義と禁止物質などについて
3 日本を含めた世界のドーピングの現状、4 ドーピングの防止活動について
5 ドーピング防止活動と薬剤師およびスポーツファーマシストについて
6 オリンピックムーブメント
4。参加費&参加申し込み:BCCNメール受信者= 1,500 円、 一般2000円、
セミナー詳細&参加申込はNPO法人「科学技術者フォーラム」のホームページ
www.stf.or.jpの、 H31年2月度セミナー案内をご参照下さい。

3)シニア専門家のご紹介(電力主任技術者)

(古くからの知人のご紹介です。)

知人は永年カードビジネスや省エネビジネスを大手企業と手掛けてこられました。
そして下記の資格を保有されておられます。
電気工作物規定第三種(電力主任技術者)、アマチュア無線技師、高圧電気工事士、
乙種ボイラー技師、丙種化学作業主任者(高圧ガス)、アナログ工事担任者

現在は電力主任技術者としての仕事を希望されておられますので、
ご興味がおありな企業さんがおられましたらご紹介致します。
現在は神奈川県にお住まいです。なお本件のご紹介は無料です。

株式会社ビーシーシーネットワークは優れた技術を発掘し、その技術を国内外に知らせ、技術保有企業のビジネスを 成功させる為の様々な支援サービスを15年以上にわたって成功報酬で行っております。

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